CROSSBAR LAB v1.6.3 · BUILD 2026.10.17.10
オフライン動作 / 外部ライブラリなし
INTERACTIVE TELEPHONE EXCHANGE

5桁の電話は、どうつながる?

ダイヤルした番号をパルスで送り、リレーで数えて記録し、制御装置が空いた経路を選び、金属の交点を接続・保持する。クロスバー交換機の基本を、1ステップずつ体験できます。

① 数字を受け取る

REGISTER / MARKER
LINE 2
発信者
レジスタ(数字の記録)0 / 5
番号の入力待ち
-----
着信先
マーカ — 接続先と空き経路を判断する装置

レジスタが番号を受け取ると、マーカが使用可能な中継経路を探します。

待機中
5桁の番号を設定して、発信を始めてください。

② パルスを受け、リレーで数える

PULSE / RELAY REGISTER

電話機のダイヤル接点は、通常は閉じています(メイク)。ダイヤルが戻ると一時的に開き(ブレーク)、受信リレーがOFFになります。ここではその立ち下がりを1パルスと数えます。

方式10 PPS周期 100ms(断 67 / 接 33)
回線接点接続 / MAKE電流が流れる状態が通常
受信リレー R● ON(吸引)接点と同じ通電状態の模式表現
計数リレー0 / 0発信前
メイク:接点閉/受信R ONブレーク:接点開/受信R OFF(計数)
計数中のパルス(計数リレー群の模式図)

点灯は「ここまで数えた回数」の教材用表示。実機の計数リレーの結線・保持方式をそのまま再現していません。

数字を記憶するリレー群:5桁 × 5個

2-out-of-5符号:5個中ちょうど2個だけONにする例。重み 0・1・2・4・7 の組み合わせで数字を保存します(0は特例で4+7)。北米のNo.5クロスバー等に採用された方式の例であり、日本の全機種共通の回路ではありません。

受話器を上げると、回線は通常のメイク状態から始まります。

③ 交点をつなぐ

説明用の3段の交換網。横=選択、縦=保持の動きを観察してください。スマホでは各段を縦に並べて表示します。

3-STAGE SWITCH FABRIC
3段を通る道点線:予定 / 桃:通話の道 / 緑の点:接点

番号を受け取ると、つなぐ経路を探します。

横の選択磁石 ON縦の保持磁石 ON交点を接続中通話の道・段間配線使用できない経路

動作の記録

TRACE
  1. シミュレーション開始前です。
01
パルスを数え、番号を記録する

ブレーク信号を受信リレーで捉えて計数し、数字を記憶リレーに移します。番号が直接クロスバーの棒を動かすわけではありません。

02
空いている経路を選ぶ

マーカが接続先と回線の空きを判断します。使用中なら別の中継路を選ぶこともあります。

03
接点を保持して通話する

横の選択磁石は一時的に動き、縦の保持磁石が通話中の接続を維持します。

モデルの範囲:パルスのタイミング(例:メイク率33%)は日本の技術基準内に設定しています。パルスの受信・計数リレー・2-out-of-5符号は動作原理を表すモデルで、特定の日本製交換機の回路図そのものではありません。5桁の番号と3段の10×10スイッチは、動作原理を理解するための概念モデルです。スイッチの段数は電話番号の桁数と直接対応しません。10×10の装置3台だけで10万番号を収容できるという意味ではありません。実際の交換機では、多数のスイッチ、接続線、リレー、番号変換装置などを組み合わせます。また「上2桁+下3桁」という区切りは教材用です。